矢口真里@「ダム ヤンキース」観覧

やぐっつぁん（矢口真里）が出演中のミュージカル
「Damn Yankees くたばれ！ヤンキース」第10回戦を観覧。

会場は東京の青山劇場

この奥

座席はN列18番
前の席には芸能人が座っていたり…。
そこら辺は別記事にて報告。

ミュージカルの内容は、大雑把に言えば
メジャーリーグ野球とそのファンを題材にしたコメディ。
主演は元宝塚男役トップスターの湖月わたるさん。
共演は川崎麻世さん、大澄賢也さん、杜けあきさん他。

今回やぐっつぁんが演じた役は、野球チームの
記事を書いている女性新聞記者、グロリア・ソープ役。
新聞記者なのに、何故かいちご模様のフリフリワンピースを
着用しているのだが、まぁそこは御愛嬌ということで。

やぐっつぁんの見せ場は、野球チームの選手に扮した
男性10人と歌い踊るビッグ・ダンス・ナンバー
「"Shoeless Joe From Hannibal,Mo"
（ハンニバルからやってきたシューレス・ジョー）」
の部分。

やぐっつぁんがモーニング娘。時代から実践してきた
「小さい体で大きく踊る」を見事に体現している。
男性陣にリフトアップされるシーンが何度もあるが、
実に堂々たるパフォーマンスで観客を魅了。
ナンバー終了後、会場中から大拍手が巻き起こったのは
言うまでも無く。（身贔屓多少込みかも…）

やぐっつぁん、もう一つの主要シーンは2幕冒頭に。
女性共演者2人と共に「"Take Me Out To The Ball Game"
（私を野球に連れてって）」を歌うシーン。
日本のプロ野球観戦には付き物のジェット風船飛ばしを
客と一緒に行う。歌終了と同時に色とりどりのジェット
風船が会場を舞う。

歌はアメリカ流、風船飛ばしは日本流なのがちょっと
気になるが、千葉ロッテマリーンズの7回裏はこんな
だから、ありか。
協賛にロッテの名前もあるし。

本編終了後には、湖月わたるさんとやぐっつぁんとの
トークイベントが15分程度開催される。
やぐっつぁんはここでも自らの背の低さをアピール。

加えて「私、湖月さんのここのシーンが好きだったんですよー」
と、湖月さんが本編で披露していたた振付を真似してみせて
相も変わらずちょこまかちょこまか動いている。
「共演の人達から可愛がられているんだろうなぁ」と
思ってみたり。

全体を通してのグロリア＝やぐっつぁんは、背の低さという
やぐっつぁんの個性を脚本や演出に取り入れてもらっており
そのネタがさまざまなシーンで笑いの起点になっている。
良い脚本・演出に恵まれて、良い仕事ができている感じ。

今回挑戦したブロードウェイミュージカルで新境地を開きつつ
昔ながらの愛嬌たっぷりな部分もしっかりと維持している
やぐっつぁんに脱帽。
あとはもう少し声量を増やせれば「鬼に金棒」かな、と。

今回の振付を担当した LORI WERNER （ロリ・ワーナー）さんが
パンフレット内で披露しているやぐっつぁんへの一言。

Wow! ダイナマイトが爆発し「スター」が生まれた！

スター誕生、しちゃったのかな？